人情のないおじさんは、空気も読めなかった(>_<)
もう数年のあいだ顔見知りだと思っていたから、そして、比較的短期で入れ替わるパート職員でも僕の名前を知っていてくれたから、図書カウンターでその男性正規職員とやりとりした際、僕は完全に無防備だった。
一通り用件を伝えて、おじさんからの「はい、では手続きしておきます。」の声を待っていた。
もともと愛想がよくない、というより無愛想な人だから、もちろん笑顔は期待していなかった。
が、立ち去る態勢で体の向きを変えかけたとき、苦虫を噛みつぶしたような表情でおじさんは「お名前は?」と聞いてきた。
まっ、はじめに名乗るのが常識だから、名乗らなかった僕も悪いけど、そして、普段の顔パスに甘んじてた僕も悪いけど、そんなに冷たく言わなくてもいいんじゃないの~(T . T)
あかねちゃんにこの話をしたら、「あの人は誰にでもそういう態度だから、クリキントン先生が嫌いとかいうわけじゃないよ♪」と慰めてくれた(^_^;)
次の日、パート職員さんからメールで、「手続きが完了しました〜♪ ご都合のよろしい時に取りにいらしてくださ~い(^o^)」との連絡が来た。
(音符記号、顔文字は僕が感じたイメージです。)
それで図書カウンターに行ったのだが、あいにくそのおじさん以外は電話中などで手がふさがっていた。
一瞬、引き返そうかとも思ったが、昨日の今日だからなんとかなるだろう、いや、どげんかせんといかんと一念発起し、奥に声をかけた。「すみませ~ん、クリキントンですけど~。連絡をもらったので来ました~。」
そこには、『今日はよくできたね。ちゃんと名前を名乗ったね。それで、何の用事かな? もっと具体的に詳細を言わないと伝わらないよ。ほら、続けてみなさい。』と言うかのように、かすかな笑みを浮かべてじっとこっちを見ているおじさんがいた(・・;)
僕は、あたかも昨日のおじさんへの依頼がなかったかのように、白紙の状態から一字一句丁寧に、詳しく、小学生の学芸会のセリフのように述べた。
おじさんは、『よーくできましたね。』とでも言いたげな表情で、無言で本を渡してくれたのだった。
数日後、今日こそは、おじさんは避けよう、別の職員の手があいていなければ書架を眺めてタイミング調整するぞ、と心に決めて図書カウンターに向かったところ、その時間帯にしては珍しく混雑していた。
ある職員(おじさんの上司)が忙しく対応している。
奥を見ると、おじさんはいつもの無表情マイナスαの表情で平然と自分の席に座ってカウンターの方を見ている。
おーい、おじさーん、上司が忙しく動いてて、さらに行列もできてるよー! 僕は内なる声で呼びかけていた。
そうこうするうちに、上司が業を煮やして、しかし穏やかな口調で、お願いしますと、おじさんに声をかけた。
実は仕事はキッチリこなしているのを知っているが、おじさん、もうちょっと気を使って欲しいなぁー(^^;;
へこみ、イライラ、怒り、を通り越して、同情すら感じてきた僕なのであった。
(ク)
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